寄生獣は古臭さを全く感じさせない名作漫画です
今でもたまに読んでしまう名作漫画が寄生獣です。ある日突然、人間の上位生物としてパラサイトが登場した世界の中で、主人公の脳を奪うことに失敗したパラサイトと、主人公が様々な試練を乗り越えていく。
といったストーリーなのですが、この漫画には一言では言い表せない様々なメッセージが込められてます。人間社会に対する痛烈な批判や、マスコミが垂れ流しているような偽善に対する皮肉など、様々な意味が込められていて、とても考えさせられる漫画です。
人間でありながらパラサイト達をまとめていた市長の、「人間どもが地球を蝕む寄生虫、いや、寄生獣か」という台詞は、実に強烈です。とはいえ、お堅い説教ばかりの漫画では無く、冗長な部分が無い怒濤のストーリー展開は単純に面白く、全10巻をあっという間に読み終えてしまうことは間違い無いでしょう。漫画史に残る様な名作であることは間違い無いです。